為替当局の失策が招いた「経済不振時のウォン高」

 「経済不振時のウォン高」について、専門家らは為替当局の間違った市場介入にその原因があると見ている。財政経済部は2003年9月から為替防御のため限界ラインを決め、本格的に市場介入に乗り出した。当時、財経部は輸出拡大による景気浮揚をスローガンに、大量のドル買いに出た。しかし結果は惨澹たるものだった。

 市場介入に使われる為替平衡資金の損失だけが雪ダルマ式に増えた。損失額は2003年5219億ウォン(約642億円)、2004年10兆2205億ウォン(約1兆2600億円)と天文学的に増え、2005年も4兆6357億ウォン(約5700億円)を失った。

韓国政府によるウォン高是正のための為替介入の失敗で、2004年だけでも1兆2600億円の損失だそうです。
ちなみにこちらによると2004年の経常収支は281億7000万ドルだそうなので、国全体の収入の3割強をすったことに(((;゚д゚)))ガクガクブルブル

ちなみに日本も円高是正のための為替介入を行っていますが、もちろんこんなことにはなっていません。
日本と韓国のどこに違いがあったかを考えると、ここで有名なワロス曲線が出てきます。(^^
もう一度上の文章を引用すると

政経済部は2003年9月から為替防御のため限界ラインを決め、本格的に市場介入に乗り出した。

とあります。限界ラインを決めるのは当然で、そこを突破されないように介入するのはどの国でも同じでしょう。
しかし、韓国の介入方法は想像の斜め上を行くものでした(爆)

詳しくはこちらを見て貰うとわかりますが、韓国政府は「その日決めた限界ラインにきたら売る」をひたすら繰り返しましたw
ちょっと考えればわかりますが、どの金額で介入するかわかるので、その金額でウォンを売れば介入してくれて下がるので100%儲かりますw
こんな介入を延々と繰り返したおかげで、上記の含み損を作り上げることに成功しましたヽ(´ー`)ノ

上がこんなだと国民も苦労するやね。南無〜。