文明の衝突と21世紀の日本

文明の衝突と21世紀の日本 (集英社新書)

文明の衝突と21世紀の日本 (集英社新書)

冷戦後の世界において、世界の国々の関係はイデオロギーを基準としたものから、文明を基準にしたものに変わっていくというお話。
なかでも興味を引く箇所は、日本は単独で日本文明を形成しており、世界で唯一同じ文明を共有する国を持たない、としている点。
文明を基準として世界状況を分析することで、各国の関係やこれからの展望、なにより文明という観点をもちだすことで、
現在がまだ歴史の途中であることを再認識できるなど、読んでみて楽しい本でした。
東アジアの混沌やこれからについても示唆しているので、このあたりに興味がある方も、読んでみると面白いかも。

いや〜、図書館が近いって幸せだなぁ♪